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私の好きな漫画『ブタのいどころ』から
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全くの私事だが、私は小さい頃から漫画やアニメが大好きであった。その好みは今も変わっていない。今でも暇があれば軽い気持ちで目を通す。子ども達と交わっているから、そういう情報も入る。
その愛読書の一つに「クレヨンしんちゃん」があり「こち亀」がある。古くはつげの義春やジョージ秋山などがある。今、手元にあるのは、小泉吉宏の『ブタのいどころ』。「ブッダとシッタカブッダ」シリーズの一巻と言ったらいいだろうか。
ここには「ブッダ」が登場するが、決して宗教書ではない。何せここではブッダはブタの姿をしている。他にシッタカブッタ、イイコブッダ、カイカブッダなど面白いキャラクターが登場し、人生の奥義を漫画で描いている。お茶でも飲みながら、この四コマ漫画で笑い転げたり、フーンとうなったりすながら読んでいる。柔らかい食べ物も時には健康にいい。心の「休肝日」とでも言えようか。そんな漫画の一コマから、わが身を振り返ることもある。
この漫画は、実は今20代の人が学生の頃に流行った漫画ではないだろうか。だから、必ずしも今様の漫画ではないが、年代による作品の受け止め方というのもあるようだ。今になってよく分かるということもある。
古本屋でこの本を尋ねたら、若い店員は知らない。ところが、店内にいた年配の人が私のやり取りを聞いていたらしく、私にこの漫画家の本のあるところを教えてくれた。漫画愛読者の層は意外に広いのだろう。
私が求めた本には、次のような4コマ漫画が載っている。
たとえば、ブタ1とブタ2がこんなやり取りをする。
1「わたしは人生を悟ったんだよ」
2「わたしも人生を悟ったんだよ」
1「いや あなたの態度からすると悟ったとは思えない」
2「それは わたしがあなたに言いたいことだ」
1「ははは…わたしは悟ってるんだよ。わたしの言うことにまちがいはない」
2「ふん 俺の悟りの方が上だっ!」
1・2「なにをこのー」
といった調子だ。
興味のある方はどうぞ。