2007/02/24

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  私の好きな漫画『ブタのいどころ』から 

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全くの私事だが、私は小さい頃から漫画やアニメが大好きであった。その好みは今も変わっていない。今でも暇があれば軽い気持ちで目を通す。子ども達と交わっているから、そういう情報も入る。

その愛読書の一つに「クレヨンしんちゃん」があり「こち亀」がある。古くはつげの義春ジョージ秋山などがある。今、手元にあるのは、小泉吉宏の『ブタのいどころ』。「ブッダとシッタカブッダ」シリーズの一巻と言ったらいいだろうか。

ここには「ブッダ」が登場するが、決して宗教書ではない。何せここではブッダはブタの姿をしている。他にシッタカブッタイイコブッダカイカブッダなど面白いキャラクターが登場し、人生の奥義を漫画で描いている。お茶でも飲みながら、この四コマ漫画で笑い転げたり、フーンとうなったりすながら読んでいる。柔らかい食べ物も時には健康にいい。心の「休肝日」とでも言えようか。そんな漫画の一コマから、わが身を振り返ることもある。

この漫画は、実は今20代の人が学生の頃に流行った漫画ではないだろうか。だから、必ずしも今様の漫画ではないが、年代による作品の受け止め方というのもあるようだ。今になってよく分かるということもある。

古本屋でこの本を尋ねたら、若い店員は知らない。ところが、店内にいた年配の人が私のやり取りを聞いていたらしく、私にこの漫画家の本のあるところを教えてくれた。漫画愛読者の層は意外に広いのだろう。

私が求めた本には、次のような4コマ漫画が載っている。 

たとえば、ブタ1とブタ2がこんなやり取りをする。
1「わたしは人生を悟ったんだよ」
2「わたしも人生を悟ったんだよ」
1「いや あなたの態度からすると悟ったとは思えない」
2「それは わたしがあなたに言いたいことだ」
1「ははは…わたしは悟ってるんだよ。わたしの言うことにまちがいはない」
2「ふん 俺の悟りの方が上だっ!」
1・2「なにをこのー」
といった調子だ。

興味のある方はどうぞ。